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カリル・コードゥ・モラー「ハッピー&スーパーハッピー!」

2024/11/24

「第2回FIGパルクール世界選手権・北九州」の男子スピードで優勝したカリル・コードゥ・モラー(スイス)は、パリ・オリンピックのオープニング・セレモニーにも登場していました。謎の人物と呼ばれたランナーがセレモニーのところどころに登場しましたが、そのうちの一人です。カリル選手に話を聞きました。
   
    

—パリ・オリンピックのオープニング・セレモニーに参加したきっかけは?

友達がセレモニーを企画している一人で、僕にコンタクトしてきたんです。もちろんこれは大きなチャンスだと思い、チームに参加しました。

—あの“謎の人物の役割は何人でやっていたんですか?

9人です。

—みんなパルクールの人たちなんですね?

スイスの選手が多く、僕とギオンとマキシムとジョントナ、そしてフランスのリルーなど、ぜんぶで9人です。

—あなたはどの部分のパフォーマンスをしたんですか

有名なビルの前、水の中でトーチを持って多くのダンサーの間を走りました。そしてまたクロージングセレモニーでも、いくつかフリップをして、旗をメインキャラクターに渡しました。

—やってみてどうでしたか?

クレージー!やった時は誰がやっているんだ?となりましたが、今ではパルクールそして僕自身の良い機会になったと思います。とってもハッピーです。

—やる前にはあなたがやることを知っていたんですか?

皆ではありません。守秘義務があって事前に話すことはできませんでした。家族と本当に親しい友人だけが知っていました。

—終わった後、皆が知った時は何と言ってましたか?

彼らはクレージーと言ってました。世界で最も大きなイベントでのパルクールパフォーマンスでしたし、驚きの経験でした。彼らは「オー!あのパフォーマンスをやったのは私の友達だ」と喜んでいました。

—この経験で最も印象的で面白かったことはなんですか?

オープニングで走ったことも楽しかったし、クロージングセレモニーもクレージーな経験でした。屋内のフットボール競技場にいる8万人の観衆に見られながら、パフォーマンスをしたんですから。

—今大会のスピード優勝もおめでとうございます

スーパーハッピー!雨で決勝ができませんでしたが、予選も準決勝も1位でしたから、優勝できてとてもハッピーです。

(2024年11月17日 インタビュー 針谷和昌)